今回のテーマは「育てる」。2万年前にナウマン象が闊歩した十勝の大地で、全道各地に点在するフォレスターの資質ある人たちを「どう育てていくのか」、時節を得た緊急の課題について、熱い議論が交わされました。熱い露天風呂で夜中3時まで議論を交わす声は、春の宵風にのって湯けむりとともにどこまでも昇っていきました。2日目は、遅い春を楽しむカッコウやセンダイムシクイの囀りの中、苗畑を見学しました。雑草と間違えて抜かれることもある小さな苗木達と、それを根気よく「育てている」人の営みをまのあたりにし、各地で植えられている苗木1本1本や苗木が最終的な森林になったときの姿について、各々考えを育みました。(T)