突哨山運営協議会 2010年度 第3回協議会 |
平成22年11月15日(月)18:30〜 職員会館 |
|
協議事項 |
第3回運営協議会では、次の事項について検討されました。 |
1 比布側の出入り口、および遊歩道につて |
2 おためしウォーク後の意見集約 |
3 外来生物対策および採集の問題 |
4 間伐範囲のプロット調査と希少種調査の結果について |
5 看板類について |
6 ガイドマップ第二版について |
|
1. |
比布側の出入り口、および遊歩道について |
|
● 比布町側の道路、民有地の確認(資料1参照)
2010年度第1回協議会から、比布町側から突哨山へ繋がる出入り口、および遊歩道について検討されてきました。過去に村上山公園付近から突哨山へとつながるルートがありましたが、現在は出入り口付近が民有地なのと、道がわからなくなっていることから利用はできない状況となっていました。
2010年10月28日に、比布町役場の職員と協議会のメンバーで現地調査を行い、その後民有地について調べてもらいました。
・ 7月の調査で通ったルートの一部は民有地であることが確認されました。
・ ルートを設置するにあたり、民有地は避け町有林を通る大まかなルートが検討されました。(町有林のみを利用したルートが可能ということがわかりました。)
・ 具体的なルートの検討は来春(5月頃)に現地調査を行う予定です。 |
2. |
おためしウォーク後の意見集約 |
|
●おためしウォーク中に出た、意見の確認と検討内容(資料2参照)
2010年10月16日に「突哨山新ルートおためしウォーク」を市民17名の参加で開催しました。新ルート(谷渡りルート(仮称))は約600m、突哨山口から入り周回すると、1.9kmになりました。
・道つけは「踏みつけ」を繰り返すことでおこなうことになりました。場所によっては、ササ刈りも行います。
・ルートの示し方に「枝を利用してルートをわかりやすくする」、「麻のひも等、自然素材を利用する。」、「チップを目印程度にばらまく」などの意見がでました。その他には、「道つけをする時期について」、「ルートの一部変更案」、「ルートの名称」について、意見がでました。詳しくは、資料2を参照。
・ルートを設定した直後は、ロープを張り、入山者が踏みはずしてルートを広げないようにします。踏み跡がしっかりとついてきたころに、ロープを外してはどうかという意見がでました。
・4月、6月の調査時に、ルートの示し方についても上記の案でテストを行ってから道つけを実施する予定です。
・道をつける前に「春植物の調査」を4月、「希少植物調査」を6月に行う予定です。4月の調査時に、春植物をなるべく踏みつけないようなルートを設定し、6月の希少植物の調査で修正を行う予定です。
・「自然を守るという点では、ルートは少ない方が良い」という意見もでました。この谷渡りルート(仮称)を設置するきっかけは、突哨山口から登り、旭川温泉へ回る周回ルートがあったのですが、民有地を通るため利用できませんでした。そこで、民有地へ繋がる道の一部を利用しつつ、突哨山口からの新しい周回ルートを開設することになりました。
・また谷沿いを巡る新ルートは稜線上のルートとは違った、多様な突哨山の環境を歩くことが可能になります。
|
3. |
外来生物対策および採集の問題 |
|
● 来年のセイヨウオオマルハナバチの対策について
大雪と石狩の自然を守る会の「外来種セイヨウオオマルハナバチモニタリング及び防除事業」を突哨山でも行うことになりました。旭川市に生息するセイヨウオオマルハナバチの現状を把握するために、調査や市民参加での防除を行います。
・セイヨウオオマルハナバチの新女王が誕生する4月〜5月頃に1回、秋頃に1回と年2回の市民参加の一斉防除を行う予定です。
|
4. |
間伐範囲のプロット調査と希少種調査の結果について |
|
● 林業型施行区内での立木数、間伐数、希少種の有無について(資料3参照)
「林業型施業区」、約0.3haは「太いトドマツの森」を目標とし、間伐や枝打ちなどの林業的な手法で森林の活性化を行うことになっています。
・作業前にプロット(20m*20m)を2箇所設置し、立木数を計算しました。
その結果、0,3ha内には810本のトドマツがあり、間伐率を30%と仮定すると243本の伐倒が必要ということがわかりました。
・また、11月16日に希少種調査を行いました。来春の調査でさらに希少種の種類、数が増えると予想されますが、堅雪時に作業を行うことで、林床を傷つけないようにします。
・間伐材や枝払い(倒れた木の枝を切ること)で発生した枝の集積場所や運搬方法を検討してから行うことにしました。
・3月ごろに伐倒見学会(仮称)を開催する予定です。 |
5. |
看板類について |
|
● 石狩川周辺の看板のデザイン、設置を担当した一人、あとりえコアの石田さんから「看板の必要性」、「デザインの統一性」などについて話を伺いました。
現在設置されている、看板、案内板をどのように見直せばいいのか、また、色合いやデザインを統一し、景観に配慮した、わかりやすいものにするためにはどうしたら良いのか、などを考える手がかりになりました。
・ピクトグラム(絵でわかるマーク)の使用についても検討する必要がでてきました。 |
6. |
ガイドマップ第二版について |
|
● 今年に3000部発行した突哨山ガイドマップの在庫が、残りわずかとなってきました。そこで写真の入れ替えや、文章、マップの見直しなどを含めた第二版の作成を今年の冬から行うことになりました。 |
|