突哨山運営協議会 第6回総会 議事録 |
2013年5月13日 18:30〜 旭川市職員会館 |
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突哨山運営協議会第6回総会では以下の事項について検討・確認しました。 |
議 事 |
1 2012年度の活動報告
2 2012年度の決算報告
監査報告
3 2013年度の活動計画(案)
4 2013年度の予算(案)
5 その他 |
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1、2012年度の活動報告 |
経過 |
2012年 |
5月7日 |
総 会 |
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6月18日 |
第1回協議会 |
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9月24日 |
第2回協議会 |
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12月1日 |
第3回協議会 |
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2013年 |
2月8日 |
第4回協議会 |
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(1) |
基本方針 |
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〈1〉森林の取り扱い
間伐イベント
・12月8日「クリスマスツリーのおすそわけ」開催。
人工林調査
・12月、指定管理範囲内の人工林の現状把握が終了。 |
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〈2〉旭川市、比布町、男山公園との連携
・比布町と案内看板についての打ち合わせ。 |
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〈3〉採集の問題?-採集については、学術的調査、自然観察会、学校等での環境教育等で必要な場合は指定管理者を通じて行政に届け出た上で、最小限の採集を認めることにする。将来、条例等によって採集の問題を整備することが懸案になっている。 |
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〈4〉外来生物対策―セイヨウオオマルハナバチの駆除活動。 |
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(2) |
自然生態系の調査 |
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〈1〉植生調査および森林調査?植生調査実施(5月14日、6月14日、8月10日、10月9日) |
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(3) |
市民、市民グループ、研究者の活動 |
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*受け入れ窓口?は指定管理者、市役所、協議会を含めた3者で情報を共有する。 |
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2012年
5月10日、5月29日、8月21日、8月27日、10月22日、10月24日、10月30日、2月22日 総合学習(近文第二小学校 ※もりねっと協力)
5月4日 カタクリフォーラム(カタクリ楽団)
5月28日 コウモリ調査(オサラッペ・コウモリ研究所)
5月13日、6月16日、7月14日、8月11日、9月22日、10月21日 野の花観察会(野の花グループ)
7月19日 近二小 コウモリ観察会(オサラッペ・コウモリ研究所)
7月21日、8月4日 コウモリ観察会(オサラッペ・コウモリ研究所)
9月10日 日本山岳協会、間伐体験(もりねっと)。
9月26日 廃農機具調査(もりねっと)
10月8日 COOP旭川・北空知 間伐体験(もりねっと)。
11月7日 農廃棄具処理(旭川浄化)
3月23日 突哨山自然観察会(自然観察指導員) |
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(4) |
運営協議会、指定管理者、行政のパートナーシップ |
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協議会、総会開催時に合わせて、3者協議を実施した。 |
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(5) |
情報発信、普及活動 |
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協議会への市民からの意見、要望等の受け入れと協議会からの情報発信 |
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〈1〉突哨山ガイドマップの編集作業、配布
第3版(ぴぴの路、谷渡りルート追加、内容、写真を再検討)6000部を4月1日、運営協議会編集、指定管理者発行した(無料配布)。 |
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〈2〉協議会ニュース ?? 指定管理者のホームページ内で発信。
カタクリ速報、イベント告知、協議会議事録。 |
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〈3〉「緑の回廊展」(6月23日、24日、自然共生ネットワーク主催)にもりねっと(指定管理者)が参加し、協議会の活動をPRした。 |
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〈4〉ブログ―もりねっとのホームページで、突哨山の近況・活動報告を随時発信。 |
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2、 |
2012年度の決算報告 |
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3、 |
2013年度の活動計画(案) |
(1) |
基本方針の提言と実施計画 |
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〈1〉人工林の取り扱い
旭川市側の人工林16haの間伐作業の実施。7年計画。
間伐イベントの実施。 |
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〈2〉植生調査および森林調査
ササとカタクリプロット調査―5月14日
針葉樹内植生調査―5月中旬、6月下旬、9月初旬。 |
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〈3〉外来生物対策および採集の問題
オオハンゴンソウ(特定外来) 防除。オオアワダチソウも同様。
セイヨウオオマルハナバチ(特定外来) 防除。
アライグマ(特定外来) |
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〈4〉採集問題の条例についての検討 |
〈5〉禁止事項の再検討の必要 |
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(2) |
市民参加の促進 |
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現在の予定
・5月、花案内人の活動
・5月〜10月に毎月1回、野の花グループ(考える会)との共催で観察会の開催。 ⇒もりねっとHP内、「協議会のページ」で参加者を呼びかけていくことになった。
・5月〜3月、近文第2小学校総合学習。もりねっと協力
・5月、6月、9月、人工林の植生調査。
・5月、 ぴぴの路、春の整備作業(比布町)
・教育大学岩見沢校の林業実習。もりねっと協力
・6月〜9月、コウモリ調査(オサラッペ・コウモリ研究所)
・6月22日、23日、緑の回廊展に参加(もりねっと、突哨山と身近な自然を考える会)
・7月〜8月、コウモリ観察会 (オサラッペ・コウモリ研究所)
・9月、12月、間伐体験
※危険木処理後の林地残材(遊歩道沿い)の配布を検討する。 遊歩道安全のため、危険木伐倒はやむおえない現象。気にする来訪者も増えてきたため、説明板を設置し様子を見る事にした。
その他に子供の野外体験や一般の人に関心を持ってもらうことを考える。 |
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(3) |
比布町、男山酒造との連携 |
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「ぴぴの路」の管理や、突哨山で開催されるイベントの告知、人工林の手入れやイベントなどで今後も比布町と連携を進める。
男山酒造とは課題が出てきた段階で考える。 |
(4) |
情報発信、普及活動 |
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緑の回廊展への参加、協議会ニュース(ホームページ内)、ガイドマップ、案内看板等による情報発信。 |
(5) |
突哨山フォーラムor突哨山運営委員による現地検討会の実施 |
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危険木の基準や判断、草の刈り方などを現地で確認、検討し運営委員で現場を共有する日を考える。 |
(6) |
その他 |
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・突哨山駐車場のトイレ清掃、草刈り、除雪について。 ⇒旭川市から駐車場管理増加分が計上されたため、突哨山の麓に住む市民にトイレ清掃、草刈りを委託しました。
⇒除雪費についても同様で、指定管理者が業者に委託をお願いし冬期間の除雪を行うことになりました。冬期間の突哨山利用増加も兼ねています。冬期間2〜3回程度の除雪を行う予定です。
・突哨山口、雪どけによる砂利の流出。 ⇒春のカタクリシーズン前に、旭川市の土木部、地元市民の方々により清掃がされました。
・突哨山口がわかりにくい件。 ⇒突哨山駐車場と入山口付近の2ヵ所に指定管理者が「徒歩●●●m⇒」という張り紙を設置するか、旭川市が別な方法で設置することになりました。
・突哨山と身近な自然を考える会、突哨山運営協議会共催のイベント予定。 ⇒6月中旬予定、「ブッポウソウを聴く会(仮称)」を開催予定。
共催・突哨山と身近な自然を考える会、突哨山運営協議会
コノハズク、ヨタカ、トラツグミの、「夜の三鳴鳥」を聴く観察です。
・ペット禁止について。
2013年に新しく発行されたガイドマップ、入山口に設置された案内看板にはペット禁止と掲載されています。これらについて、「いきなり禁止はないのではないか」、「昔はペットを連れてきていた」、「春の人が多い時期だけは禁止にして、他の季節では許可してほしい」などと意見が寄せられました。
これについては、突哨山運営協議会で、ガイドマップ発行、看板製作前に検討を行い、ルールを作りました。
以下はペット禁止にした要因です
〈1〉感染症の問題。突哨山で可能性のある事象。
イヌから野生動物(特にキツネ、タヌキ)に感染しうる病気として、ジステンパーという高い致死率のウィルス感染症。
疥癬症という皮膚の下に感染するダニの感染症。エキノコックス。これらを、野生へ持ち込まない、人間界へ持ち出さないため。
〈2〉野生動物の生活をディスターブ(妨害)する可能性。
犬、猫の動きが野生動物をかく乱する可能性。事象として、マーキング(糞、尿)、吠える、追跡行動等。
〈3〉人間側の犬の好き嫌い。突哨山が有名になるにつれ、老若男女さまざまな人が訪れている。ペット連れも増えれば、嫌いな人も増えている。
突哨山の遊歩道は狭い1本道で、嫌いな人にはすれ違うことでも具合が悪い。怖い人もいる。
かつて、突哨山は山菜採りやペット連れが普通でした。
現在は、市が買い上げた公有林、公的には「都市緑地」が当てはまります。しかし、突哨山には、都市公園(緑の芝生、自由に遊べる広い空間)のような要素が極めて少なく、実質的には「自然公園」という見方で考えると〈1〉〜〈3〉の理由で遠慮いただきたい″と判断しました。現状は、取り締まっていることはなく、ルールとしてあるのが現状です。
また、看板やガイドマップに掲載する際、「遠慮してほしい」と掲載するよりも、曖昧にしないよう「禁止」という表現で製作に至った。
尚、公園内にペットを同伴することを禁止する法律はなく、全国のこうした問題については、自粛をお願いしているというレベルと感じます。
市民から頂いた上記の意見について、協議会では、「禁止事項について検討をしなおす」のか、「禁止した根拠を広く告知していき意見を集約していく」のか、問題の取り扱いから検討していきます。
総会ででた意見
・協議会で検討してきたことなので、すぐ変えることにはいかない。
1年はこのまま通して、情報ボックス等で意見を集約してみるのはどうか。
・表現を変えてはどうか。「禁止とは誰が決めた!」となってしまう。
・犬を連れて行く側もリスクは知っておくべきだ。周知させる必要性もある。
・比布町では、予防接種をしている犬は非常に少ないという話を聞いた。
・禁止という表現を変えることが、ルールを緩和してしまうことになる。
≪参 考≫
・自然公園法施行令が改正(平成18年1月)から、国立・国定公園の特別保護地区において、〈1〉竹木以外の植物を植栽すること、〈2〉植物の種子をまくこと、〈3〉動物を放つことが新たに禁止された。ペットについては、〈3〉が該当しますが、この条文ではあくまで放つことの禁止であり、持ち込むことは禁止されていない。
・長野県生活環境部環境自然保護課では、自然保護レンジャーへ、自然公園内のペットの同伴は自粛していただくようお願いを出しています(http://www.pref.nagano.lg.jp/kankyo/hogo/venus/teigen5.pdf)
自然公園内にペットを同伴することを禁止する法律はないので、理解していただき、自主的に同伴をやめていただくか、マナーを守っていただくよう促してくださいとあります。自粛理由は上記の〈1〉〜〈3〉と似ています。それ以外には『高山帯(標高1500m以上の山岳地域)では、ライチョウや高山特有の野生生物がペットの臭いや鳴き声が脅威となり繁殖を妨げる恐れがある』ことと『狭い登山道では、ペットをよけるために登山道を外れてしまうこともあり、貴重な高山植物を踏み荒らす可能性』を示唆しています。
また、マナーの徹底についても普及啓発を呼びかけています(レンジャーの呼びかけや看板などによる)。
マナー例)糞尿の後始末を必ずする。リードは必ずつけ、できる限り短くし、飼い主より先に歩かせない。むやみに吠えさせない。狭い歩道でのすれ違いは、ペットを足元に座らせる。歩道や園地からはずれない。病気の兆候があるペットは連れ込まない。 |
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4、 |
2013年度の予算(案) |
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