top協議会ニュース2015年度第8回総会 (2015.5.18)
 
突哨山運営協議会ニュース

突哨山運営協議会 2015年度 第8回総会 議事録
2015年5月18日 18:30〜旭川職員会館
 

総会では、以下の議案について確認・検討を行いました。赤字は運営委員からの意見を表記しています。

議 事
 1 2014年度の活動報告    
 2 2014年度の決算報告    
        監査報告    
 3 2015年度の活動計画(案)
 4 2015年度の予算(案)
 5 その他

1、2014年度の活動報告
1、2014年度の活動報告
経過  2014年5月19日  総 会
     6月23日 第1回協議会
     9月8日  第2回協議会
     12月8日 第3回協議会
2015年3月2日  第4回協議会

(1) 基本方針
1)森林の取り扱い
  ・8月〜9月に扇の沢分岐から北分岐にかけてのトドマツ、カラマツ、ヨーロッパトウヒの林、合わせて役2haの間伐を実施。総本数の30%程度を伐採(もりねっと)。
  ・7月7日、標高243m地点までの草刈。
・12月7日「クリスマスツリーのおすそわけ」開催、参加者23名。
2)旭川市、比布町、男山自然公園との連携
・比布町の企画に指定管理者(もりねっと)が協力。
  2014年4月12日、樹液、自然観察会
      4月、6月、ぴぴの路の清掃活動と草刈
5月24日、8月25日、比布町間伐区域内の植生調査
・男山自然公園
   突哨山ガイドマップに掲載されている、男山自然公園の開園期間について、男山自然公園が発行したガイドマップの期間に統一した。
3)採集の問題?-採集については、学術的調査、自然観察会、学校等での環境教育等で必要な場合は指定管理者を通じて行政に届け出た上で、最小限の採集を認めることにする。将来、条例等によって採集の問題を整備することが懸案になっている。
4)外来生物対策―春先のセイヨウオオマルハナバチの駆除活動(大雪と石狩の自然を守る会)、オオハンゴンソウの駆除活動(突哨山と身近な自然を考える会)アライグマの駆除活動(旭川生物多様性保全推進協議会)
 
(2) 自然生態系の調査
1)植生調査および森林調査
5月14日、ササとカタクリ調査
9月24日、29日、樹木調査
2)動物調査
9月29日、林内にある糞の調査(結果はタヌキのため糞)
★今後のヒグマの対応策
a)ヒグマの糞、足跡、爪痕などの痕跡、目視による確認があった場合、またはヒグマと思われるような事象が確認された場合は、直ちに旭川市環境部環境政策課、猟友会、突哨山運営協議会への連絡を行い、状況調査の協力要請を出します。
b)指定管理者・環境政策課・猟友会・突哨山運営協議会運営委員などの関係団体により、現地確認。
c)猟友会の見解などをふまえ、状況に応じて住民・関係機関への警戒情報、入山の見合わせ・入山規制等の告知、捕獲・捕殺処置、新聞報道依頼などの処置を検討し、指定管理者が実施します。

(3) 市民、市民グループ、研究者の活動
2014年
4月20日:コウモリ調査(オサラッペ・コウモリ研究所)
5月1日、5月8日、8月26日、8月29日、10月1日、10月7日、10月8日、2月16日:総合学習(近文第二小学校 ※もりねっと協力)
5月4日:カタクリフォーラム(カタクリ楽団)
5月31日、7月20日、8月17日、9月14日:野の花観察会(野の花グループ)
6月13日:夜の森でコノハズクを聴く集い(共催:突哨山と身近な自然を考える会、突哨山運営協議会)
7月19日、8月2日:コウモリ観察会(オサラッペ・コウモリ研究所)
8月6日:親子の森遊び(もりねっと)
8月29日:旭川市観光部の突哨山視察(もりねっと対応)
9月9日:たいせつ幼稚園の森林体験(たいせつ幼稚園、もりねっと)
9月10日:旭川市立近文第一小学校の総合学習(もりねっと協力)
10月11日:旭川印刷製本工業協同組合対象の間伐体験(もりねっと)
10月13日:COOP旭川・北空知 間伐体験(もりねっと)。
11月2日:芋煮会(突哨山と身近な自然を考える会)
12月7日:クリスマスツリーのおすそ分け(もりねっと)
2015年
2月20〜21日、27〜28日:台湾人観光客対象のカンジキ体験(もりねっと)
※4月25日〜5月6日:花案内人(市民ガイド)による活動(もりねっと)。

●指定管理者による通常管理業務
・巡回:週1回、強風や大雪後の緊急巡回も行った。
・草刈り:6月12日、13日、17日、
※年2回、カタクリ広場の草刈を運営委員と実施
・トイレ:1)突哨山駐車場、地元住民の週2回と、指定管理者の巡回時の清掃、点検
2)カタクリ広場、地元住民による清掃。指定管理者の巡回時の清掃、点検。

(4) 運営協議会、指定管理者、行政のパートナーシップ
協議会に合わせて、3者協議を実施した。

(5) 情報発信、普及活動
協議会への市民からの意見、要望等の受け入れと協議会からの情報発信
1)突哨山ガイドマップの編集作業、配布
第5版5000部を3月1日、運営協議会編集、指定管理者発行した(無料配布)。
2)協議会ニュース ?? 指定管理者のホームページ内で発信。
カタクリ速報、イベント告知、協議会議事録。
3)「緑の回廊展」(6月28日、29日、自然共生ネットワーク主催)にもりねっと(指定管理者)が参加し、協議会の活動をPRした。
4)ブログ―もりねっとのホームページで、突哨山の近況・活動報告を随時発信。


2、2014年度の決算報告
2014年度 突哨山運営協議会 決算報告
監査報告書

2014年度の突哨山運営協議会決算について、経理簿、通帳、支出関係書類の監査を行った結果、適正に処理されていることを認めます。



3、2015年度の活動計画
(1) 基本方針の提言と実施計画
1)人工林の取り扱い
旭川市側の人工林16haの内、2haを間伐予定。
間伐イベントの実施。
大径木施業区へ入る、道と展示空間の検討。
《協議会からの意見》
⇒森林の将来的なビジョンをどうするのか。改めて確認する必要がある。
⇒0,3haの小面積に道をつけなくてもいいのでは、また、本当に展示が必要なのか。
⇒子どもたちなどに森林体験の一環として「植樹」体験をさせることも必要ではないのか。

2)植生調査および森林調査?
 ササとカタクリプロット調査―5月20日
植生調査―5月、6月、8月、10月。
3)外来生物対策および採集の問題
オオハンゴンソウ(特定外来)オオアワダチソウ。
セイヨウオオマルハナバチ(特定外来)
アライグマ(特定外来)
※防除活動をする主な団体:突哨山と身近な自然を考える会、大雪と石狩の自然を守る会、旭川生物多様性保全推進協議会。
4)禁止事項の告知
春先に各入山口に臨時の看板を設置して呼びかける。
⇒また、危険動物についての呼びかけも必要ではないか

5)標高243m地点の草刈。

(2)市民参加の促進
 現在の予定
・5月、花案内人の活動(室内講義を2〜3月にも予定)
・5月〜10月に毎月1回、野の花グループ(考える会)との共催で観察会の開催。
・5月〜3月、近文第2小学校総合学習。もりねっと協力 
・5月、6月、8月、10月、植生調査。
・教育大学岩見沢校の林業実習。もりねっと協力
・6月〜9月、コウモリ調査(オサラッペ・コウモリ研究所)
・6月27日、28日、緑の回廊展に参加(もりねっと、突哨山と身近な自然を考える会)
・7月〜8月、コウモリ観察会 (オサラッペ・コウモリ研究所)
・9月、12月、間伐体験(もりねっと等)
※危険木処理後の林地残材を利用したイベントや、子供の野外体験や一般の人に関心を持ってもらうことを考える
(3)比布町、男山酒造との連携
「ぴぴの路」の管理や、突哨山で開催されるイベントの告知、人工林の手入れやイベントなどで今後も比布町と連携を進める。
男山酒造とは課題が出てきた段階で考える。
⇒「南折り返し」から男山自然公園に抜ける踏みつけ路は、突哨山側からは案内しておらず、通行できる状態にもしていないのが現状。
しかし、男山自然公園から、「南折り返し」まで抜けれるような案内看板を見たという情報があったので、確認する必要がある。

(4)情報発信、普及活動
みどりの回廊展への参加、協議会ニュース(ホームページ内)、入山記帳ノートでのコメント返信、突哨山便り発行(情報ボックス内でのお知らせ)、ガイドマップ等による情報発信。

(5)突哨山運営委員による現地検討会の実施。
1)昨年は夜の森でコノハズクの声を聞く会と同時開催。 
一般参加者の募集も行い、現地検討会と夜の自然観察を行う。
2)243m地点までの草刈の実施 6月頃


4、2015年度の予算





5、その他
1)来年度は、役員改選の年になります。
2)植生調査の日程
・ササとカタクリプロット調査:5月20日9:00〜 カタクリ広場集合
・6月の植生調査:6月11日、12日 9:00〜 カタクリ広場集合
・野の花観察会5月31日 10時から14ほど 突哨山駐車場集合
3)山菜取り問題についての運営委員の意見。毎年、入山記帳ノートに山菜取りと出会った旨が書かれている。
⇒山菜を取りに来た人にとっては、看板での案内は無力。気持ちよく散策している人がみると不愉快な気持ちになる。
⇒山菜取りは昔からの山での楽しみであり、習慣の人もいる、こういう風潮が背景にある。その中でも突哨山は山菜取りゼロが望ましいが、ゼロにはできない難しい問題である。
⇒訪れた人のモラルに頼るしかないのが現状だが、モラル向上のためにできることはどんなことだろうか。
⇒「公園」という認識を高めることでモラルの向上もあるのではないか。突哨山公園という表示にしてみてはどうか。
⇒子どもたちや、これから訪れる人たちには、花案内人などのイベントや環境学習を通して、突哨山でのルールやマナーを知ってもらえるように一層、来訪者への告知の機会やコミュニケーションが必要となってくる。



突哨山運営協議会規約

 突哨山は旭川北部の平野部に細長く突き出た「緑の半島」であり、国内最大級のカタクリ群落をはじめ、豊富な動植物が分布する、貴重な里山エリアです。一時はゴルフ場用地として民間企業に取得されましたが、身近な自然環境の保全を求める4万人を超える署名が集まり、2000年5月旭川市と比布町が151haを計4500万円で買い戻し、公有地としました。
 多くの市民の願いがかない、大切な共有財産となった突哨山ですが、これを本当に「市民による市民のための市民の森」として育てるためには、市民の参加と合意に基づく、保全・管理を進めると同時に、環境教育や身近な自然への理解、安らぎの場として幅広く活用してゆくことが必要です。
 この実現のために、突哨山運営協議会は幅広い市民の参画を得て、突哨山の科学的な調査・モニタリングを基に、保全と利用のバランスのとれたゾーニングと管理運営の方針を策定し、環境教育・施設整備・維持管理業務などの総合的・具体的な活用について提言します。そして、市民・行政・指定管理者の誠意ある対話と行動を積み重ね、新しい協働のモデルを育てます。

(名称) 
第1条 この会は、突哨山運営協議会(以下「本会」という)と称する。

(目的と活動内容)
第2条 本会は、自然と人間が共生して作り上げた突哨山の保全と利活用の両立を目指し、この里山を市民が自由に利用、遊び、学ぶ自然と位置づけ、後世の人々に残していくため、突哨山の管理・運営方針を協議・策定し提言することを目的とする。
  2  本会は、この目的を達成するため次の事項について協議する。
(1) 協議会の運営に関すること。
(2) 突哨山の保全と活用に関すること。
(3) 突哨山の指定管理業務に関すること。
(4) 市民の自主的活動に関すること。
(5) その他必要な事項。

(委 員)
第3条 本会は、市民・旭川市・比布町・指定管理者からなる委員で構成する。
  2  市民委員は隔年に若干名を公募する。
  3  委員の資格は、突哨山の運営・活動に関心があり、参加できる人。
  4  新委員は、役員会で選考の上、総会で決定する。
  5  委員の総数は25名以下とする。うち市民委員は2/3以上とする。 
  6  任期は2年とし、再任を妨げない。
  7  定例協議会が必要と認めるときはオブザーバーとして関係する人や 
     機関の担当者を招くことができる。

(役 員)
第4条 本会に、会長1名、副会長1名、事務局幹事1名、幹事若干名、会計1名、監査2名の役員を置く。
  2  前項の役員は総会で互選により選出する。
  3  役員の任期は2年とする。ただし、再任は妨げない。
  4  役員に欠員が生じたときは、総会において補充する。
  5  補充役員の任期は前任者の残りの期間とする。

(役員の役割)
第5条 会長は本会を代表し、会務を総括する。
  2  副会長は会長を補佐し、会長に事故ある時はその役割を代行する。
  3  事務局幹事は総会、協議会、役員会の開催、および準備に係わる事務処理、その他の事項について行う。
  4  幹事は会務処理を行う。
  5  会計は会計処理を行う。
  6  監査は会計および会の運営を監査する。

(会 議)
第6条 本会の会議は、総会、役員会、定例協議会とし、会長がその議長となる。
  2  定例協議会が必要と認めるときは小委員会等を置くことができる。

(総 会)
第7条 総会は年1回開催し、次の事項について審議、決議する。ただし、会長が必要と認めたときは、臨時総会を開くことが出来る。
(1) 事業報告と決算
(2) 事業計画と予算
(3) 役員の改選
(4) 新委員の就任および退任の承認
(5) 規約の改正
(6) その他必要な事項
   
(役員会)
第8条 役員会は会長、副会長、事務局幹事、幹事、会計で構成する。
  2  役員会は必要に応じて開催し、次の事項を協議する。
(1) 総会および協議会に付す議案について。
(2) 本会の運営に関すること
(3) その他必要なこと

(定例協議会)
第9条 定例協議会は年4回程度開催し、突哨山の管理・運営について協議する。

(運営年度)
第10条 本会の事業および会計年度は4月1日から翌年3月31日までとする。

(細目の決定)
第11条 本会の運営に関する細目は定例協議会で協議、決定する。
   2 本会の運営に係わる予算処置は細目で決定する。

付則  この規程は、平成20年4月14日から施行する。
    平成24年6月18日改正
第2条(目的)と第4条(活動内容)を新第2条(目的と活動内容)に組み替え、第2項に(2)突哨山の保全と活用に関すること。を追加。
第3条(組織の構成)を新第3条(委員)とし、行政を旭川市・比布町に、NPOを指定管理者に変更、第2から第7項を追加。
第5条(役員)と第6条(役員の任期)を新第4条(役員)に組み替え。役員に事務局幹事を追加。
第7条(役員の職務)を新第5条(役員の役割)に変更、(3)事務局幹事の役割を追加。
第8条(会議)を新第6条(会議)に、協議会を定例協議会に変更
第9条(総会)を新第7条(総会)に変更、(4)市民委員と退任委員の承認を追加。
第10条(役員会)を新第8条(役員会)に変更、事務局幹事を追加。
第11条(協議会)を新第9条(定例協議会)に変更。
第12条(運営年度)を新第10条(運営年度)に変更。
第13条(細目の決定)を新第11条(細目の決定)に変更、第2項に本会の予算処置を追加。
第14条を削除。

 
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