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突哨山
突哨山(とっしょうざん)は旭川市と比布町の境界にある標高239m、総面積225haの丘陵です。
古くはトッショ山と呼ばれ、アイヌ語のトゥ ッ・ソTuk-so(突き出る・ところ)が語源と考えられています。
ミズナラやシラカンバ、カエデ等の落葉広葉樹林の雑木林に覆われ、約1700種の生き物がすむ豊かな土地です。早春の林床にはカタクリ、エゾエンゴサク、イチゲ類などの春植物が咲きほこり、特にカタクリの大群落は日本最大級のものとして広く知られています。
アイヌの人たちの生活の場であった突哨山は、明治末期以降農場や林業のほか遠足やスキーなど様々な形で利用され、再生した2次林は身近な自然「里山」として親しまれてきました。人の手によって明るい広葉樹林の状態が続き、光や水、土の微妙なバランスの上に春の花の楽園が成り立っています。
一時はゴルフ場開発問題に揺れた突哨山ですが市民運動の実りもあって、自然環境保全を目的に2000年(平成12年)、旭川市と比布町が協力して都市緑地として取得しました。 これからは、市民参加でこの山を守っていくことになります。
2008年、突哨山運営の協議会が発足し、2009年から私たちもりねっとが、指定管理者として運営する仕組みができました。
〒070-8031北海道旭川市神居町神華155−7 Tel・Fax : 0166-69-0066
mail : ask@morinet-h.org
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